小さな空間を豊かに暮らす。狭小住宅には限られた空間を広く使うための工夫がいっぱい。建築家もっちゃんがお送りします。
ガレージハウスについて、今回は触れておきましょう。 土地の狭い住宅密集地や都心などでは、車庫付き住宅は以前からありました。 車庫付き住宅では駐車スペースを1階や半地下に設け、生活空間を上方階に設けるタイプが一般的だといえます。テレビではセレブと言われる人達が豪邸を披露しています。高級外車をガラス張りの広いリビングから観賞する事が出来る家も紹介されていました。更に車を2階の広いリビングまでリフトアップ出来るケースもありました。車の乗り降りもリビングからと言った感じです。少し漫画チックな夢の空間です。
最近この車庫付き住宅がガレージハウスと称され人気を集めています。車庫付き住宅とガレージハウスは言葉の意味は同じです。しかし最近はガレージハウスに違う目的があるのですね。狭い敷地内で駐車スペースを一体化した住宅を造るという点は同じなのです。しかし昨今のガレージハウスで注目すべき事は、ただの車置き場では無く、趣味的要素が多分に含まれている点でしょう。
ガレージハウスにも2つの傾向があります。
1.ガレージの中で暮らす事が目的の家です。車やバイクマニアが住宅全体の目的としての比重をガレージに持ってくるタイプ。
2.住宅の一部としてガレージを配置する家。車マニアではなく趣味程度ですから、あくまで住み心地優先のガレージハウス。
1.のガレージ中心の家はまるでピットの中で暮らす気分でしょう。マニアにはたまりません。暇さえあれば大好きなバイクや車をいじっていられるのですから。仲間との交流も車やバイクの話題で持ちきりですね。
2.のタイプはガレージを車の観賞や趣味の部屋として使うのですが、あくまで住宅の基本は生活スペース重視です。
以上をヒントに、車好きの方にはガレージを生かした住宅空間に仕上げる手法が考えられます。車庫があっても違和感を感じさせない住宅も可能です。あるいは車が主役の住居として、車庫とリビングの間をガラス張りにするということもよろしいでしょう。ガレージハウスの2つの傾向を取り上げましたが、まだまだ幾通り物バリエーションが考えられます。従来の車庫付き住宅とは違い、遊び心あふれた住居がガレージハウスということになります。どのようなアイディアを盛込んだガレージハウスになさいましょうか。(文・motoshi)
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